月刊ブラック

備忘録+α twi:@dolly1004

時々、物事をうまく考えられない時がある。(近況報告20190616)

 

時々、物事をうまく考えられない時がある。そういう時、私は文章に置き換えようとして、その問題を何とか換言しようとする。書く前の状態は混乱の渦にあってとても苦しいし、書き終わった後も何かが解決した事はない。でも、それ以外に何か出来る事も無い。


近況報告。5月11日に中野区のマンションに引っ越した。様々な費用が込みで家賃が6万円のワンルーム、部屋近くの階段を上がる音が耳に障って、ごみ捨てがひどく面倒な事以外は、まあ及第点の家だといえる。


転居以前からもそうだったが、今日まで私の周りで、様々な物事が嵐のように巡りまわって、かき乱し、そしてどこかへと去っていった。今ここにあるのはただただ漠然とした、巨大という事のほかには分からない不安だけだ。それ以外はみんな嵐がぐちゃぐちゃに壊してしまった。残骸が、周りに散らばっていると思う、そして私はそれをうまく片付ける事が出来ない。


引越せば何かが解決すると思った。家族の問題、自分の問題、あらゆる問題。客観的に見れば、そういった事はここに越す事でゆっくりではあるが、解決の方向に向かっている。確かに父親から物理的に離れる事は出来たし、この街もある程度気に入っている。綺麗すぎず、汚過ぎない。静かすぎず、うるさ過ぎない。


引越してからストレスによる発作が和らいだ。その発作は私の場合、ひどく脳がしびれ、身体中がひきつり、目眩と耳鳴りがする。引越す前は抗うつ薬離脱症状でそれらの発作がゲリラ豪雨のように私を襲っていたが、今は和らいだ。しかしゼロではない。それは確実に私の隣にいる。これを書いている今も、私はその前兆に怯え、苦しんでいる。


私の周りからは、確かに悪い物事というのが減っていると思う。だが良い物事については増えていない。人生においてどれが悪い事でどれが良い事だなんて私にはまだ分からないけれど。


気分が悪い、酒を買いに行く。ここのところ真夜中はいつもそうだ。うまく眠れない。夕飯後はすぐに眠くなるし、三時間もすると目覚めてしまう。漠然とした不安が気まぐれのように来て、私を病気にする。


酒を買ってきた。コンビニの裏手には私と同じくらいの男性二人組が、座り込んで話をしていた。楽しそうであったが、何が楽しいのだろうか。家に帰って話したほうが寒くないし疲れないと思う。


身体の調子が非常に悪い。あまり良い食事を取っていなくてビタミン剤も飲んでいないからか、それとも肉体的疲労のせいか、あるいは精神的ストレスのせいか、分別つかない。ただ異様な気だるさの胃のあたりの痛みだけははっきりとしている。そして疲労感。


早く仕事を探さなければいけないという焦燥感がある。具体的にはアルバイトだが、これは多分今の自分には良いものをもたらすと思う。人と関わらないと、少なくとも私はどんどんと腐っていく。私はそういうタイプの人間なのだ。ただ仕事を探す手間の事を考えると気分は暗くなる。私に一体何が出来るのだというのか、少なくとも立ち仕事は出来ない。身体が弱いのだ。二年前にとある仕事をした事があるが、その時は八時間以上は立ち歩いていた。脚の具合がおかしくなってうまく歩けなくなった。今ではその半分ももたない気がする。


自分に何が出来るのか分からない。文章すらも、私の傍から離れていく気がする。それを実感する度、私は死ぬことについて考える。努力して何かをこなそうという気分になれないのだ。おそらくは、一年近く前に亡くなった(そしてTwitterの更新が無くなっていて、事実が最近明るみになった)とある女性の件が関連している気がする。彼女の作品は自分の精神に深く結びついていて、いた。

 

一体俺は何をやっているんだ。

一体俺は何をやってきたんだ。

 

天井を見上げながらひたすらそんな事を考えずにはいられない。

 

どこまでいけるか分からないけど足が止まるまで歩こうとする事に、あとどれくらいで意味を見失うのだろうか。

 

今のところ人生はほとんど楽しくない。